両論併記 原発の輸出&超小型原子炉


福島原発での冷却に全くめどが立たない。
世界中で原子力発電に対する疑問の声が上がる。 no nukes
しかし、この問題は冷静に考える必要がある。
一つには今回、被災した原発がおよそ半世紀前に作られた
初期型のものである点だ。
設計の震度はわずかに7.0を基準としている。
そんな原発がマグニチュード9.0の大地震に耐えうるわけがない。
つまり今回の福島の問題は、全く巨大地震に対応していない
原子炉を放置していたことは明白である。

この点で、東京電力と国の原子力保安院の罪は同じだ。
特に有史以来二度も大きな津波を経験しているにもかかわらず
その対策を改良してこなかった罪は深い。
感情論を抜きにして
最新型の原子炉は少なくとも安全性において格段の差がある。
設計思想そのものが違う。YS11と最新鋭のジェットくらいだそうだ。ys11.jpg
ただし、この国土が狭く度々地震に襲われる国に設置するのは
リスクが高い。最新鋭のジェット旅客機でも100%安全とは言えない。
その意味で政府が浜岡原発を強制的に停止させたのは正しい。
安全性が確認されれば再度動かせばよいのだ。

思いつきだが、送電の問題をクリアする必要があるが、
超巨大な最新型原子炉をモンゴルの砂漠の真ん中に持っていくことは
検討に値しないだろうか。
地続きであることを考慮しても原発に大反対のドイツはフランスの原発
で作られた電力を購入していることは事実だ。
もともと、無人で万万が一、何かがあっても閉炉してしまえる。
建設は日本が担当し、運用も日本。そして、モンゴルに電力を売って貰う。
リスクの輸出だ。 play risk
代替エネルギーの開発も重要だが、
         時間と効率が悪すぎる。

風力発電、太陽熱発電は効率が悪い上に天候に左右されやすい。
バイオマスは爆発する世界の人口増に回されるべきだろう。
もう一つの考え方が「超小型原子炉」を利用した発電だ。
米国タイム誌によれば、それは既に実現可能な段階に入っている。
大型の冷蔵庫並みの大きさで年間25万メガワットを発電する。
潜水艦に搭載されている原子炉の発展形と考えてもいい。
これを40台並列で並べれば現在の原子炉の一基分と同様になる。
それぞれを可動式にすることでリスクをミニマムに出来る。
いずれもジャスト・アイディアに過ぎないが、現段階で感情論だけで
原子力発電を否定するのはもったいないと考えます。それだけ
技術が進歩している発電形態だからです。
今は福島を何とか冷却することが何より先である。
しかし、将来の電力の候補として原子力を最初からオミットする
ことには賛成できない。

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両論併記。

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