現代大学生考


とある大学で非常勤講師を務めている。

今日も授業があり大学に出かけた。
キャンパスでは若者らしくふざけ合う声やラブラブのカップルがいて
見ているだけでも楽しい。

「あ~、こんなファッションが流行りなのか」
とか
「へー案外、スマホ使ってないね」
なんていうウォッチングをしているだけで楽しい。

しかし、授業になると彼らの態度は一変する。
私の授業形式はパワーポイントのあちこちに問題を散りばめ、
その場でランダムで学生に答えてもらう形にしている。

自分の学生時代の経験から、ただ一方的に先生からの話を
聞くというのは、つまらないし、緊張感もなく、90分が長かった。
(つまんない授業はそうだったということ)

で、参加型の授業を進めているのだが、
反応が極めて鈍い。
「この中でスマホ持っている人」「・・・・・・・」
持っているのか持っていないのかの意思表示がない。

「当てないから、ちゃんと手を挙げて」と言っても石の礫。
もしかして、嫌われてるんじゃないかと思うくらいに無反応。
担当の教授に言わせると大体いつもこうらしい。

ただ、授業の最後にその日の授業について感想を書くことになっている。
これはこの学校のどの授業でも共通らしい。

その文章を読むと
「非常に面白い」「ためになった」「授業の進め方が良い」
とほぼ9割近くは肯定的なコメントとなる。

どっちなんだよ!
自分の息子だったら、殴っているところだ。

彼らの就職が心から心配になる。
ものすごい手間をかけて準備をしているのが、徒労なのか。
今日は珍しく愚痴です。

こんな日はいいワインを飲んでとっとと寝るのだ。

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コメント

コメント(2)

  1. YUUKA on

    りゅうぼんさん、こんにちは。
    いつも楽しく拝読しております。
    今日は、あまりに共感したので初コメントです。

    りゅうぼんさんが以前いらした会社に勤めてますが、
    若手社員から中堅まで、おおむね、ブログの学生たちと同じ反応です。

    分かってるのか分かってないのか。
    面白いのか、面白くないのか。
    反応を見ても、ちっとも判りません。
    「のれんに腕押し…」という言葉がぴったり(笑)。

    でも実は彼らはちゃんと聞いていて、
    内容が面白ければ熱烈に評価してくれる一方、
    つまらないと痛烈に批判もするので、
    油断できません。

    私は、相手方(たとえば講師)のことを思いやる
    「共感」のスイッチが弱い(無い)んだなーと思って
    彼らを見ています。

    相手の反応が目に見えないって、
    話す側としてはたいへんだと思いますが、
    自信を持って講義されてください。

    平気で批判もするはずの若者が
    良い感想を書いているということは、
    十分評価されているということです!
    応援しています~。

    返信

    • admin on

      YUUKAさん

      読んでいて涙が出そうになりました。
      昨日からのメランコリーが晴れたような気分です。

      フェースブックでの書き込みでもそうですが、
      どうも現在の学生の大方に見られる特徴のようですね。

      聞いてみると意見はちゃんと持っている。
      それを引き出す私の努力が足りないということでしょう。

      同じ会社の後輩(たぶん)から励まされてとても嬉しい。
      人間ってストロークを求めて生きているんだと思っています。
      彼らに近づける方法を追い求めます。

      さ、来週の講義の準備をしなくちゃ。

      愚痴に付き合ってくれて、ありがとう。感謝です。
      とりあえず、飯を食いに行こう(笑)。

      返信

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