母の一歩

久しぶりのブログ更新です。義務化しないとサボりますね^^;。

ここには何回か書きましたが、私の父は昨年12月6日、83歳で息を引き取りました。
慌ただしく葬儀、諸手続き、相続など。全部終わるのには半年かかりました。

その間、母は抜け殻のような日々を過ごしていました。
父に頼り切った人生。それはそれで大変に幸せな人生だったのですが、
やはり本当にいなくなってしまうと、まさに抜け殻。

週に一回は実家に帰り、「パパのいない人生を生きなきゃ」とかいろいろな方法で
母を立ち直らせようとしたのですが、「ぼーっ」とした状態が続きました。
同じことを何度も話すようになり、認知症の入り口にいることを覚悟せざるを得ませんでした。

そんなある日、例によって実家へ行って、昼ご飯を一緒に食べていると、
「昨日、八王子駅にある魚屋さんに行ったの」「え?バスで?」
「バカね、タクシーに決まってるじゃない。ゴディバのチョコも買ってきたの」

クルマを運転できない母にはいきたいところがあればどこへでもタクシーを使って行きなさい。
と言い続けていたのですが、一大変化。
また、ただでさえ小食であったのに父の死後はさらに食が細り。体重も限界寸前かと。
ところがその日の昼は、実によく食べる。二日酔いの私よりもたくさん食べて、
最後にアイスクリームを追加注文。スイーツってやっぱり別腹なんですね。

「なんだかずーっと、霧の中にいるようだったけど。しょうがないんだよね」
初めて母が父の死を受け入れた瞬間であったように思います。
これで大丈夫かというとそんなに簡単なことではないと思います。

父とはもう共に歩むことができない。それでも生きていかなくてはならない。
ようやく覚悟をしてくれたようです。

000godhiba

新しい恋をとは言いませんが、生活の中の楽しみをたくさん見つけてもらいたい。