物故

フェースブックのおかげで高校生の時の友人と様々な交流の場を持つことができている。
過去の関係やつながりを取り戻す道具としてフェースブックは抜群に便利だ。

この2年くらいに数回は飲み、テニスをし、お花見にも出かけた。

私自身は佐世保に高校3年間だけお世話になった。中学までは東京・京都。
大学は首都圏だったので、基本そこでの関係は切れた。

一人だけどうしても行方が分からない友人がいた。F君としよう。
高校2~3年でクラスが同じで仲が良かった。ちょっと変わったキャラクターだったが
頭の切れは抜群だった。彼は現役で九州大学法学部に進学した。

しかし、その後の行方が誰に聞いてもわからない。
「Fの本名」「九州大学法学部」で検索をすると、

カントと法哲学についての論文が数件引っかかった。が、それ以上のことは分からない。
もっとも新しい論文で1988年。大学院に行っているとすればその頃のことだと思う。

数回同じことをしただろうか。
2003年の法哲学会報の中で名前がヒットした。論文を中身を見たが見つからない。

諦めかけたその時に「会員の移動」の物故欄に彼の名前を見つけた。
確定ではないのだがどうやら2003年だから44歳だろうか、亡くなっていた。

大学院に進学後、44歳までの期間に彼が何をしたのかは全くわからない。
高校を卒業後、大学一年の夏休みに佐世保に出かけた。彼にあったのはそれが最後。

今年はどうもこういうことが続く。

残されたものはその人の分まで生きるしかないのだ。

000fukui

合掌。