また始まった首相叩き

日本のマスコミはよっぽど自らの国の指導者を引きずり落とすことが
お好きなようですね。

野田首相
にはこんな色付けをし始めています。

「プレゼンスが低い」「優柔不断」「実務を知らない」「官僚の言いなり」
就任当初48%あった、内閣支持率が40%に落ちたという。
就任当初の支持率そのものがおかしいでしょう。
私は野田さんのことは今回の民主党の党大会で知りました。
松下政経塾の第一期生とのこと。

ちょっと感慨がありますね。真剣に入塾を検討したことがあった。
首相も少なくとも志を持って政治家を目指したのは確かでしょう。

TPPのことが取り上げられています。
先日のNewsLetterでも書きましたが、
TPPの交渉のテーブルに着く、と言っただけ。

これは常識的に考えて当然のことでしょう。
テーブルに着かなければ、ルール作成に参加できません。
ルールが定まったところで参加の可否を考えるのはナンセンス。

http://r-research.co.jp/pdf/nl40.pdf を読んでください。

イギリスの格言
「テーブルに着かないのならメニューに載るしかない」

それでも農家を守らなければならない農政族議員は大騒ぎ。
守るのは兼業農家の既得権益ですよ。
ろくな努力もしない、零細兼業農家が行き詰るのは
TPPだけのせいではないでしょう。

心ある農家は兼業農家の土地を借りて大規模農家を実現している。
本当に助ける必要があるのはこちらの側でしょう。

また製造業がどんどん外へ出て行って国が成り立たなくなると言う論。
製造業は今やGDPに関してはわずか20%です。
日本はサービス業の国にとっくに転換しています。

野田首相の手腕はわたしにはよく分かりません。
ただ、報道ステーションでの一時間にわたる生中継に
一度もよどみがなく答えた言葉の力は感じました。

今はどの先進国も金融と言う化け物に食い尽くされようとしています。
即断即決のリーダーシップを求めたい。

そういう意味ではTPP交渉参加を一日遅らせて周囲を配慮した
せこさはちょっと失望した。

が、言葉尻を捕まえて鬼の首を取ったかのように振舞う、
マスコミには大いに感心できない。野党も同様。