困ったもんです。

今年は「ろくなことがなかった」 年として記憶されるのではないか。

1月 息子がスノボで大怪我(幸い無事に社会復帰)  個人的なことですんません m(_ _)m
3月 東日本大震災  復旧、復興には30兆円
7月~ユーロ危機(ギリシャ編)
9月 弊社の決算が悲惨な結果に(T_T) 個人的なことですんません m(_ _)m
10月~ タイの大洪水
11月~ユーロ危機(イタリア編)
11月 オリンパス損失隠し→ おそらくは上場廃止に
11月 超大手企業で中間決算軒並み赤字
    (トヨタ、パナソニック、ソニー・・・・・・)

恐らく今年がどうこうと言うことではなく長年の制度疲労
が蓄積したのではないかと考えている。

ひとつは「民主主義政治」の制度疲労
政権与党は選挙で勝たねばならずどうしても国民受けする政治をする。
これは国の借金を増やす。日本の借金がGDPの2倍とされるが、欧米各国
も100%以上だ。日本と違って海外依存度が高い分、世界中に伝播する。
ギリシャ一国の破綻騒ぎがユーロの危機にまで発展する。

二つ目はリーマンショックから始まった「金融工学」を駆使する金融のバブル
崩壊だ。リーマンショックを切り抜けるために各国は巨額の財政政策を実施した。
なんとか切り抜けたかに思われたが、結局何も変わっていなかった。むしろその
時の政府債務は積みあがって今回の金融危機を大きくしている。CDO、CDSを
駆使した金融取引は被害を10~30倍の規模としてしまった。

三つ目は通貨統合ユーロだ。
通貨の統合は考え方としては悪くはない。欧州が一つの国としてあらゆる
無駄を省く。しかし、財政の統合を伴わない統合は致命的な欠陥を包含していた。
従来、国家の価値は通貨の変動で行われてきた。貧乏な国は通貨を安くされる。
その代わり、その国は輸出を伸ばすことが可能になる。ドイツのような豊かな国
は本来「マルク高」で輸出がしにくくなることで一人勝ちが出来ない仕組みだ。

その意味ではドイツはユーロを使って一人勝ちをしている。ユーロの危機を傍観
することは本来許されない。

処方箋が分かっているのに何も決まらないのが、ユーロの危機を深くしている。
米国はリーマンの時に瞬時に財政出動をし危機を乗り越えた。ユーロはそれも
出来ない。今回なされる救済も単なる時間稼ぎだ。

現在ある情報から考えると、ユーロは解体するしかないと考える。物凄い痛みを
伴うが、ユーロを引きずることは今回の金融危機を永続的なものにする。

2011年がどういう年として評価されるのかは分からないが、1929年を超える
大恐慌とされる可能性を否定できないと考えます。やれやれ。

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日本も対岸の火事ではいられない。世界中でシェアするのだ(T_T)。