渡邉都知事候補の話を聞きました。

先週の金曜日の夜、
都知事候補の一人、元ワタミ会長の渡邉美樹さんの
話しを聞く機会がありました。
私は初の民間出身の都知事として、心情的に渡邉さんを応援していました。
二つほど前提があります。
まず一つは、老獪な戦略で穂と当選確実な
「石原慎太郎」候補に当選してもらいたくないからです。
「老害」、もあると思います。次期を目指せば最終的には82歳になる。rougai.jpg
むしろ私が考えるのは、
「多選の弊害」
が大きい。
予算13兆円の首長の権力は絶大です。
ちなみに、世界最高の権力者は米国大統領です。
しかし、2期8年が明確に規定されており、例外はありません。
どんなに善政をした人でもダメ。
それは 
「権力は腐敗する、
    絶対的権力は絶対に腐敗する」

と考えているからです。
これは過去の歴史に学べば、ほぼ確実な経験則。 
ここのところの中東、北アフリカの様子を見るとわかります。
超長期政権、憲法を改悪して、多選を自ら可能にする。
取り巻きには親族と絶対的なイエスマンを配置し、国民の財産を私有化している。

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石原さんがそうだというつもりはない。むしろ、自分の意見をはっきりという、
日本の政治家には稀な才能をお持ちだと思います。実行力もある。
しかし、多選は問題なのです。
二つ目の理由は
東国原元宮崎県知事には東京都知事が身に重いと思うからです。
宮崎くらいの規模なら彼の営業マンとしての才能が役に立った。
しかし、東京は最先端の都市として世界をリード出来るチャンスがある。
直接に知るものではありませんが、そのように感じています。
一方、渡邉さんには民間の経営をを通して得た経営者としての
力、スキル、スピード感がある。
新橋でのほんの数分の会話だが、この感を強くした。
しかし、残念なことに(誤解を恐れずにはっきり書きます)
「震災報道」が彼の機会を奪った。
新聞も、テレビも「都知事選」を全くといっていいほど扱わない。
二人に比べて知名度が低い渡邉氏は選挙戦を通じてアピールを
出来なければノーチャンスだ。
旧来のメディアには
「尺」という致命的な欠陥がある。

これを補うのがネットであるが、
なぜかネットで選挙活動はできない。
全く意味がわかりません。誰か理由をきちんと教えて欲しい。
米国大統領選挙でツイッターが果たした役割は記憶に新しい。黒人初の大統領を可能にした。
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これからの日本を変えるのは地方の首長だと考えます。
日本は議院内閣制を取っているため、最高権力者「内閣総理大臣」に
なるために大変な手間と時間がかかる。
現在のように衆参がねじれていると、何もできない権力者になってしまう。
一方、直接投票によって選出される地方の首長、特に都道府県知事の
権力は絶対かつ大きい。
そこにこれから必要なのはスピードと決断力。
先に触れた「東国原宮崎県知事」や「橋下大阪府知事」、「河村名古屋市長」
の例を見れば明らかだと思います。
ただ現実的には、中央との太いパイプを自らの強みとする、
自治省出身者や官僚が多い(T_T)。陳情が知事の最も大きい仕事だからだ。

話しを元に戻す。
おそらく渡邉氏は都知事にはなれないだろう。
東京都は千載一遇の機会を失おうとしている。
悲しい。
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繰り返しになるが、なぜネットでの選挙活動が出来ないのか。全く意味がわからない。
公職選挙法に照らすらしいが、そんな法律がそもそも憲法違反ではないのか。