TSUTAYAの深謀

12月19日付 朝日新聞 広告
TSUTAYAだけ!999円ベスト!!
CDである。
豪華60アーティストの最強ベスト盤が999円!!
豪華アーティストなのだが本当に豪華
カーペンターズ、ABBA、エリック・クラプトン、ジャクソン5、エアロスミス、
エイジア(書ききれないので抜粋で)、スティービー・ワンダー、ボブ・マーリー
ロッド・スチュワート、ジェイムズ・ブラウン、ダイアナ・ロス、クインシー・ジョーンズ
ビートルズ!!、ボビー・コールドウエル、マイケル・ジャクソン、ドナ・サマー
スリー・ドッグナイト、バートバカラック、ジョー・ジャクソン
 などなど。images[6]
洋楽好きとしてはたまらない、というより信じられないラインナップなのだ。
60アーティストの中で全く知らないというのは5組だけ。
これはすごいことで、なおかつその値段が999円(税込)なのだ。
実に男らしいプライシングではないか。
知ってはいるけれどもアルバムを買うほどに思いいれているわけではない、
というアーティストのCDを買うのに絶好ではないか。
CDレンタルもOKというと5枚1000円で借りてきて、PCで再生をすれば
あっという間にiPodにストックできる。これは素晴らしいぞ。

問題は選曲。往々にしてこの手のベスト盤は本当の大ヒット曲が含まれていないことがある。
いわゆる、「粗悪品」
しかし、天下のTSUTAYAがこれだけ大見得を切って発売するのだ、
そんな粗悪品ではあるまい。
問題はもうひとつ
このアーディストの、ベスト盤を作って、しかも999円で売って
「儲かるのか?」

ま、すでに絶好機を過ぎているアーティストのものが多いことも事実。
これ以上考えてもわからないので、いったん借り置き。
で、ターゲットはだれなのか?
カーペンターズ、ビートルズというと現役で聞いた世代は50~60代。
今更、この年代に新たに買わせるというのは難しい。

そもそも、この年代はTSUYAYAを使っていないのでは?images[2]
そうすると、20~30代の最も音楽を聴く層を狙っているのか。
音楽は10~20代がもっともお金を使いCDを買う。
やがて結婚とともに音楽からは離れ、CDもいつの間にか買わない
というのが日本の音楽マーケットだ。
私も音楽を趣味とする身であるが最近CDを買う量は極端に減った。
家の近所にまともなレコード屋がない。JAZZが好きなのだが、
どうかすると新譜を一枚も置いていないところが多い。
必然的にアマゾンで買うことになる。アマゾンは指名買いなので
ジャケ買いや偶然目にとまった一枚を買うというような出会いがないのだ。

ちょっと話がそれましたな。
このTSUTAYA のチャレンジは成功するのか。
私は残念だが厳しいと思う。
若い世代はそもそも知らないアーティストのCDは買わないだろうし、
音楽的にはターゲットである中高年はTSUTAYAに行かない。

これってネットで買えないのかな?
むしろこの紙面の対抗で掲載している、
「世界が泣いた、すべての世代に見てほしい
「泣ける名作選」100選を100円レンタル。
のほうがひかれるし、
またブルーレイディスク、2500円のほうに私は魅力を感じるのだ。
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出来ればレコードで聴きたいなぁ>ベスト盤